Locus ~stories ~

主にありふれたシチュエーションをモノローグみたいな感じの書いてるポエムです。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ホームにて。

もうそろそろ時間だから。 向こうに行ってもたまには電話するからね。 最後にアタシ、キミのことを…。 ドアが閉まる前にアタシが言ったの聞こえたかな?

好き?

あたしを好き? ウソでしょ? もう、からかわないでよ。 本当なの? その、えっと…。 あたし…。

また逢えるかな?

また逢えるかな? 卒業してからそんなに経ってないのにそう思うだなんて。 毎日のように逢えて話してた日々が懐かしく感じるなんて思わなかったよ。 アタシ、アイツのことが好きだったんだ…。

あのね。

あのね。 あたしってキミにとってなんなの? ただの幼馴染みでしかないの? あたしは1人の男の子として意識してるよ…。 ねぇ、教えて。 あたしのってどう思っているのかな

それは…。

それはアタシに告白してくれてるの? 違うよ。 その逆。 キミに告白されるって思ってもなかった。 片想いではなかったんだ。 うん…。 そうよ。 アタシもキミのことが…。

好きかな…。

あたしは好きかな…。 あっ。 えっと、その…。 うん…。 キミが好き。 でも、あたしに好かれたっても嬉しくなんかないよね…。 えっ⁉ その…。 ありがとう。 ねぇ、手を繋がない。

ちょっと待って…。

あっ、ちょっと待って…。 返事を聞かないの? 違うよ。 コクられるって思わなかったからパニクっちゃって。 じゃ、返事するね。 アタシ…。

今はね…。

あたし、キミとは付き合わない。 今はね。 その、嫌いってわけじゃないけど、そこまで意識してないの。 友達の1人かな…。 それに告白されてパニクってるってのもあるの。 実を言うと告白されてから、キミのことをちょっと意識し始めたみたいなんだ…。 あ、あ…

またいつか。

好きだって言えないまま、さよならしちゃった…。 もう逢えるかもどうか分からないのに。 アタシって思ってたよりもダメだったんだな。 いつもみたいにまたいつかって言っちゃうだなんて…。

好き。

あたし、キミが好き。 ビックリした? 違うよ。 本気でだよ。 前から言おうって思ってたの。 ねぇ、答えを聞かせて。

アタシ?

えっ、アタシ? 居るわよ。 気になる男の子なら。 えっと、それはね…。 キミだよ…。 それはアタシも意外だったわよ。 キミがアタシを好きだったなんて。

ちょっと良いかな?

ちょっと良いかな? キミに聞きたいことがあるのだけど。 じゃ、キミって好きな子が居たりする? 居ないの? だったら、あたしが立候補しても良いよね。 からかってなんかないって。 好きな子が居たなら諦めてようって思ってたけど、居ないのなら構わないよね? …

今は…ね。

その、ゴメン…。 アタシ、キミと付き合うつもりってないの。 今は…ね。 その、友達としか思ってないから…。 えっと…。 その時が来たら…ね。

バカ…。

バカ…。 いい加減、気付いていうの。 ヤニなっちゃうよ。もう。 こんなにアピールしてんのに関心持たないのって、そんなにあたしって魅力ないのかな? そこそこスタイルとかは悪くはないって思ってるんだけどなぁ。 それとも、アピールのし過ぎで引かれちゃっ…

ダメ…。

今はダメ…。 だって、シャワーも浴びてないのも。 もう、変態。 アタシとしたいわけ? はぁ〜。 仕方ないなぁ。 良いわよ。 そんなにしないのなら。

ぎゅっ…。

ぎゅっ…。 あっ、ゴメン…。 あたし、アイツの服の裾を無意識で摘んだいた。 あっ、その…。 ダメ…。 行っちゃ。 あたしってワガママだよね…。 さっき、断っちゃったクセにこんなの言うだなんて…。 あのね…。 今、気づいたの…。 あたし、アンタが好きだってこ…

素直な気持ち。

アタシ、キミの事が好き。 ホントの気持ちよ。 今までキツイことばかり言っちゃてゴメン。 強がっていたの。 そうしてないとキミとマトモに話せそうでなかったから…。 卒業式の日ぐらいは素直な気持ちでキミと話したくって…。 その…、じゃあね。 また、いつ…

そうなの?

あっ、そうなの? だと思ってたよ。 あたし。 う〜ん、女のカンってやつかな? うふ。 イヤだったら、サッサと断ってるわよ。 あたし。

ねぇ、ちょっと。

ねぇ、ちょっと。 さっき、アタシを好きって言ったよね? しらばっくれても聞こえたんだからね。 もう、誤魔化さないでよ。

あのね。

あのね。 キミってあたしをどう思ってるのかな? えっ、特に意味なんか無いよ。 なんとなく気になっちゃったから。 あ、あたし⁉ えっと、それはナイショ。 絶対、言わないからね。 バカッ。 察してよ。もう。

導き

魂って何処へ行くの? 誰かの祈りが行くべき場所へと導いてくれる。 星は廻り。 時が流れ。 いつか本来帰るべき場所へと。

ほんのちょっとだけ…。

ほんのちょっとだけこうさせて。 話を聞いてくれないかな? アタシね。 キミが好きなんだよ。 やっとキミに言えた。

あの…。

あっ、あの…。 あたし、キミのことが好き。 うん…。 ホントなの。 だから、キミってあたしのことどう思ってくれてるのかな?

微睡み

チュッ♪ あっ、起きちゃった。 キミ、微睡んでたわよ。 えっ⁉ アタシ、キミの寝顔は見てたけど、何もしてなんかないよ。 キミの気のせいだよ。

それは…。

それはアタシにコクってるの? ひょっとして、からかっているの? 違うの⁉ マジでなの。 ううん。 そんなことない。 アタシもキミを好きだもの。

アタシは…。

アタシはキミが…。 えっと、気にしないで。 片想いだって分かってるから。 でも、ちょっとは気に留めといてくれたなら嬉しいかな。

足りない言葉

好き。 どうして言えないのかな? たった二言なのに…。 意外だったよ。 あたしがこんなに臆病だったなんて。

えっとね…。

えっとね。 アタシ、キミを好きなんだ。 そう気づいたのって最近なんだけどね。 それでキミに聞きたいの。 アタシをどう思ってくれてるの?

それじゃ…。

それじゃ、またね。 どうしていつものように別れちゃったんだろ…。 軽口なら交わせるのに肝心な事は言えないなんて。 あたし、ダメね。 もう逢えないかも知んないのにさ。

好き…。

アタシもキミが好き…。 違うの。 嬉しくって泣いてるの…。 うん…。 言ったらキミがアタシの前から居なくなりそうで怖かったの…。 夢なんかじゃないよね?