アタシだってキスしたコトぐらいあるもん。 アンタは無いでしょうけど。 アイツに言われて、つい見栄はってそう言っちゃったけど、アタシもしたことはないの。 でも、言っちゃったからにはキスしないとダメだよね。 そう心で言ってから、アイツとファースト…

なんで、アタシの事を好きでいられるのだろう？ 好みのタイプでも無いし、どちらかと言えばキライなタイプだから何度も断っているのに、懲りもせずアタシに付きまとってくるのかな？ 今じゃ、それが当たり前のようになってしまってるぐらい。 そんなカレが風…

あたし、カレとデートをしたんだ。 それを友達に言うと、どうせ乙女ゲームの話でしょとあきれ顔で言う。 違うよって言いたいのだけど、それに近いから強く否定が出来ないのが辛いかな？ 実際にその人と逢ってデートをした訳じゃないから。 オンラインゲーム…

あたし、友達の彼氏を好きになっちゃったみたいなの。 カレと知り合った時は彼女の彼氏だと全く知らなかったから、一目惚れしちゃったのよ。 カレも自分の彼女の友達とは知らず、あたしと少しずつ仲良くなってしまったの。 カレの場合は友達としてなんだけど…

また、ケンカしちゃった。 アイツと仲良くしたいのに、何でこうも反対の事ばっかりしちゃうんだろう？ 溜め息の数だけが増えていく。 アイツはアタシの事を嫌がってしまうんだろうなぁ。 こんなにもアイツの事が好きなのに、アイツが一緒だと想っている事と…

ねぇ、ねぇ、聞いてよ。 あたしね、やっとあの人に遊びに行きませんかって誘ったの。 友達はそれは良かったねと言ってくれて、いつ行くのと聞かれて気づいたの。 あたし、やっと買ったイベントのチケットだけ渡して、いつ行くのがまで言ってないのに。 友達…

あたしのママは事故に遭った翌日にカレと見舞いに行った時にあたしに微妙な表情の変化があったみたいでカレ深い関係になったのだと気づいたらしい。 やっぱり、その、エッチをしたら女性はどこか違いが表れたりするのかな？ そう言えばママが退院した日に車…

あのケダモノとのドタバタした生活の日々が当たり前のようになり始めて一月が過ぎようとしたある日の夜に１本の電話が音が鳴り響く。 ママならあたしの携帯なり、アレの携帯とかには今夜は仕事で遅くなるからっと掛けてくる時の方が多い。 たまにママの携帯…

アレはあたしのママには気をつけているのだか、あたしに対しては気にもかけてないのが腹立たしい。 やっぱり、男の子と母親との二人暮らしだったから、ママの姿が見えない時はトイレや風呂とかは確認してくれるけど、それは以外はあまり確認をしてくれないん…

あたしの多少の無防備さもあるのは認めるとしても、あのケダモノはあたしの事を年頃の女の子としての認識がどうやら薄い様なのだ。 あたしもその内に男の子との同居にも慣れて来るとは思っていたけど、それが未だに上手くいかないのは、あのケダモノが年頃の…

あのケダモノもあたしと同じで母親との二人暮らしだったようだけど、女性二人での暮らしと男の子と母親との二人暮らしは何かと違いがあるのがあるみたい。 特に風呂に入る時が一番困るのだ。なにせ、今までは女性二人だったからバスタオルを巻いたままでママ…

今日から親の親友の子をあたしの家で預かる事になったらしい。 どうやら、その子の祖父母のどちらかが入院する事になって、その世話もあるけど先が不安だから祖父母と同居する事になったみたい。 ただ、その子は卒業も近いからそれまでの間みたいだけど。 あ…

最近、胸がチクチクとした痛みがするようになった。 特にカレがボク以外の女の子と仲良くしてたり、喋ったりしてるのを見たりすると、胸のチクチクした痛みがひどくなるのはなんでだろう？ ボクはお母さんに胸がチクチクして痛いから病院に行った方が良いの…

寒風が吹く澄んだ秋空。 街路樹から舞い落ちる彩られた落ち葉たち。 カラフルな並木道を足取りも軽く、大好きなアナタの元へと赴くあたし。 何度もデートを重ねていても、このときめきだけは初めてのデートの時より変わらないまま。 いつまでもこのときめき…

ねぇ、この前さぁ、あなたが格好いい男の子と楽しそうに手を繋いで歩いてるのを見かけたのだけど、彼氏なの？ いいなぁ。アタシもあなたみたいな彼氏が欲しいなぁ。 えっ、あなたの弟さんなの？ それでも、アタシには羨ましいよ。 アタシも弟がいるけど、た…

あの、あたしにとっても大事な話があるってさっき言ってたけど、何なのかな？ うん、あたしもアンタの事を実は前から好き…？ ハァ、お腹が空いたけど、小遣いが残り少ないから、お金を貸してって。 バカ！アンタってヤツはホントにと叫びながら、あたしは拳…

「どうか、カレの事を幸せにしてあげて下さい。」 彼女はアタシに泣き崩れながら、そう言い放った。 アタシは彼女は羨ましかったのと同じぐらいに妬んでいた。 彼女はアタシと違って、明るい爛漫さやハツラツとした元気を持っていた。 それがアタシは羨まし…

「どうか、カレの事を幸せにしてあげて下さい。」 あたしは彼女にそう言ってしまった。 そんなのあたしの本心ではなかったけど、それしかなかったのも本心だ。 あたしはいつからが彼女とその取り巻き達からイジメにあい始めた。 あたしだけなら、耐えられた…

あたし、なんで好きな男の子に告白されたのに返事を延ばしちゃったのかな？ 布団にくるまって今日１日を振り返ってみたら、告白されてカレに応えようとした時にアイツの顔が一瞬過ったしまったのはなんだったのだろう？ だから、すくに返事を出来ず、ちょっ…

これがあたし？ 鏡に写った自分を初めて見た時の印象がその一言だった。 友達とお喋りをしてたら、一人がアナタって結構良い素材してるのにメイクとか殆どしてないのは勿体ない気がするよねって。 そうしたら、他の子達もやっぱりそう思うよねって話の流れに…

うん、良いよって何気なく返事を返したけど、ちょっと後悔しちゃったよ。 だって、一緒に昼食を食べてる時の会話の中でさらっとあたしに告白してしまうんだもん。 返事を返した後に気づいちゃったから、思わず口の中に入れてたモノを喉を詰まらせそうになっ…

あの、あたしはこういう場所はそんなに行きたくないのだけど、他の場所じゃダメかしら？ もう、強引なんですから。 あたしはどうなっても知りませんからね？ なに、ボケッしてんのよ。 だから、アタシは言ったよね。他の所じゃダメかなってさぁ。 アタシはイ…

久し振りね。 彼女とは最近上手くいってる？ あたしと言う彼女が居るのにカレはSNSのゲームで一緒にプレーしてる人に夢中になってる。 そのゲームのプレイヤーが女性なのかはカレもあたしも実際には知らない。 ただ使用しているキャラクターが女性だってだけ…

ねぇ、もうキスってしちゃったの？ そう友達に聞かれちゃって、そんなのしてるわよって答えちゃう、あたし。 やっぱり、年上の人と付き合ってる子は違うなぁって、周りに居る子達もそう言う話で盛り上がってる。 でも、実のところはお子ちゃまのあたしには手…

アナタと逢う度にキスを交わす。 でも、まだキスより先はしてくれないのはどうしてなの？ そんな想いを抱きながら帰宅すると、自室に籠って、まだ身体に残ってるアナタの温もりを感じながら、火照ってしまったあたしの身体を慰めてしまう。 こんな行為をしち…

ちょっと、今日はデートするはずだったでしょ。 中々、来ないから電話したのだけど、何よ。もう別れようなんて。 せめて、逢って言ってよ。電話で済ますなんて酷いよ。 あ～あ、また遊びだったんだ。アタシのコトは。 そんな時に限って、いつも大嫌いなヤツ…

こんな風に皆と逢うなんて何年振りだろうね。 あたし、今でも彼氏なんて居ないよ。 ホント、彼氏を作る暇がないぐらいに忙しいからね。 ところで君の方は彼女とか居たりするのでしょ？ なんだ、あたしと一緒で彼女を作る暇がないぐらいに忙しいんだ。 今だか…

部屋のフォトフレームにハンドタオルを掛ける。 今までは気にならなかったけど、ママがふと言った一言があたしの心に細やかな変化が生まれた。 女の子になったのだから、少しは色々と意識しなさいよって。 たった、そう言われただけなのにその言葉がアイツの…

アハハ、ゴメンね。 あたしのワガママに付き合わせてしまってさぁ。 心配しなくて大丈夫だから。今日1日あたしとデートをする事はキミの彼女にも了承を貰っているから安心して。 あたしね。ホントはさぁ、彼女を好きになる前からキミが好きだったの。 なに？…

アイツが好きなのはアタシではないあたし。 初めは冗談半分で始めた事。 SNSでアイツがアタシとは知らないでメッセージのやり取りをし始めたのがきっかけ。 アタシは何時気付くかと思いながら、アタシとかは違うあたしを演じ始めた。 いつしかアイツはどうし…