Locus ~stories ~

主にありふれたシチュエーションをモノローグみたいな感じの書いてるポエムです。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

街明かり

黄昏色に染まる街。 一つ一つ灯る街明かり。 あたしとキミの長い影。 沈黙の時間がさよならを告げている。

それはね。

それはね。 キミを好きだからよ。 キミはアタシのことってどう思ってるの? それって友達としてなの? それとも女の子としてなの? そこを知りたいな。

好きなの…。

あたし、キミが好きなの…。 あたしではダメかな? そうよね…。 あたしなんかに興味なんかないよね…。 ゴメン。 困らせちゃって。 えっ、そうじゃないの? だって、困ったような顔しちゃったから。 イイよ。 キミを困られたのには違いないもの。 それで、まだキ…

あの…

あの、ちょっと良い? キミって好きな女の子っているの? 居ない。 それじゃ、アタシと付き合わない? バカっ…。 それって聞く? そんなの好きだからじゃない。

一緒に…。

ねぇ、一緒に帰らない? あっ、ありがとう。 ねぇ、アンタとこうして一緒に帰るのって久し振りだね。 ちょっと良いかな? 彼女と何かあったの? 別れたんだ。 ゴメン。 聞いちゃって…。 じゃ、今はフリーだよね? こんな時に言うのも何だけど、あたしと付き合う…

ホンの少し。

ホンの少し遅れちゃったから。 タイミングってホントに難しいよね。 アタシよりもあの子の方が先に告白しちゃった。 告白しようと思ってカレので行ったら、あの頃が告白してる所を見ちゃうだなんて。

好きだから。

あたしを好きだから? そう言ったんだよね。 そうか、あたしの事がやっぱり好きだったんだ。 そうじゃないかなって思ってたの。 あのね、好きなの。 キミの事がね。

あの…。

あの…。 ちょっと時間あるかな? えっと、その…。 アタシね。 キミが好きなんだ。 そ、そうだよね。 ホント、今更だよね。 でも、そういうことはちゃんと言っておかなきゃって思ってね。 それで、キミの返事は…。

えっとね。

えっとね。 あたし、キミを好きみたいなの。 その…。 キミのことを考えると胸がキュンとなっちゃうの。 それでキミに聞きたいことがあるのだけど良いかしら? キミってあたしのこと、どう思ってるの? 好き? それともキライ?

好きだよ…。

その、好きだよ…。 うん…。 あたしもキミが好きだよ。 キミがコクるって思わなかった。 あたしの片想いだって思っていたから…。 夢なんかじゃないよね? じゃ、夢じゃないって証明して欲しいなぁ♪

少し遅れて。

キミから少し遅れて歩く。 アタシとの歩幅を合わせようとくれてるけど、速度が上手く合わない。 些細な事なんだけど、その気遣いが嬉しい。 ちょっと照れた様な顔をしてキミはアタシに手を繋ごうと差し伸べてくれる。 アタシははにかみながらその手を握る。

好きよ♪

あたしも好きよ♪ もう、疑り深いなぁ。 それなら、どうしたら信じてくれる? えっ⁉ うん。 良いわよ。 キスぐらい。 チュッ♪ これで本当だって信じてくれた。 えっ⁉ しょうがないなぁ。 もう1回だよ♪

そんなの…。

そんなのズルいよ。 アタシがフラレたからって、優しくしないでよ。 アタシ、前にキミの告白断ったのよ。 それなのに…。 バカ…。 じゃ、ちょっとだけ甘えさせてもらうわ。 少し背中を貸して。 それはアタシが泣き止むまでよ。

…しちゃった。

…しちゃった。 あたし、アイツとキスしちゃった。 アイツがあたしが好きだなんて思ってもいなかったわ。 コクられた勢いでキスしちゃったけど良いんだよね? だって、返事の代わりのキスなんだもの。

夕映えの空

空は夕映え。 黄昏色に染まる道にアタシとキミの影で伸びている。 このまま一緒に居たいのに別れ道はもう間近。 それはお互いに「また明日」って言う。 そんな日がいつまでも続くのを願いながら。

そっと…。

あたし、いつからキミの事が気になるようになったの? 初めはうざく思っていたのに今はキミのばかり、気にかけてる。 これってキミを好きになりかけてるってこと? そっか、あたし、キミに恋をしているんだ。

好きだもの…。

アタシも好きだもの…。 もちろん、キミをだよ。 うん…。 ホント…。 えっ、だって、ホラ。 アタシって見た目も男の子っぽいし、性格とかも女の子らしくないからさぁ。 だから、対象では無いって思っちゃったから。 そんなことを言うのってキミぐらいだよ。 ね…

二人の時間

日暮れ時にキミととアタシの影ふたつ。 何も言わずに歩いてる。 ただそれだけなのに幸せに感じるのは何故? それはきっと心が繋がってるからだと思う。 時間だけが二人の間を静かに流れてる。

好き。

あたしはキミのことが好き。 もし、良かったらあたしと付き合ってくれないかな? 時間を掛けて考えてくれてかまわないわよ。 それじゃ、また今度ね。

あのね…。

あのね…。 アタシがキミを好きだとしたならどうする? マジだとしたら? 困るよね。 アタシなんかにこんなの言われたって。 いいよ。 無理しなくたって。 うそ!? 本当なの? そっか、キミもアタシと一緒だったんだ…。