Locus ~stories ~

主にありふれたシチュエーションをモノローグみたいな感じの書いてるポエムです。

あっ、あたしも…。

あのね、キミに言いたい事があるんだけど時間は大丈夫かな?

ん? キミのあたしに言いたい事があるんだ。

えっと、何の話かな?
あたしは後で良いから、先に言ってかまわないから。

言い難い事なのかな。
さっきからもじもじしちゃって、キミらしくないよ。

へぇ? あたしからって。
それはね。
えっと、あのね。

そういうあたしもカレと同じようにもじもじとしてる。
告白するのってこんなのも緊張するんだ。

ん? だとしたら、カレももしかしてあたしに告白しようとしてるとか?

えっと、もしかしてだけど、キミもあたしと同じような事を言おうとしてる?

だったら、同時に言おうか。

「あたしはキミを好きです。良ければ付き合って下さい。」

「オレはオマエが好きだ。 オマエがオレで構わないなら付き合ってくれ。」

やっぱり、同じ事だったんだ。
だったら、もう返事はお互いにしなくて良いよね。

変なの。
まさか、好きでいてくれたなんて思ってなかった。

なんだ、アンタもか。
告白のタイミングも同じだなんてあるんだね。

そっか、似た者同士だから告白しようと思ったのも同じタイミングだったのかもね。