Locus ~stories ~

主にありふれたシチュエーションをモノローグみたいな感じの書いてるポエムです。

あの、…なんでもない。

あのさぁ、アタシなんかがキミの彼女でホントに良いのかな?

キミを嫌いとかそんなんじゃないんだ。

ずっとね、アタシなんかでホントにキミが良いのかなって思っちゃうの。

ううん、アタシは後悔なんかしてないよ。

ほら、他にも可愛い女の子や綺麗な女の子が居るじゃない。
なのにキミはなんでアタシなんかを好きって言ってくれたのかなってついつい考えちゃって。

そんな事なんて全然ないよ。
アタシが可愛い女の子だなんてそんなのありえないから。

そんなの言うのキミだけだよ。
お世辞でも男の子からそんなの言われたのキミが初めてだよ。

あの、キスして欲しいなぁ。
えっと、なんでもない。
気のせいよ、気のせい。
ホントなんでもないから。

ひょっしてさっきこそって呟いたの聞こえたの?
えっと、キミはアタシなんかでホントに構わないの?
無理して言ってない?

うん、キミの言う通りだよね。
アタシ、キミの彼女だもんね。
だったら、キスしてもおかしくないよね。
なんだかんだって言ってもアタシたち恋人同士なんだから、キスぐらいするのって普通だよね♪

キスする前にキミに言いたい事があるのだけど良い?
改めてアタシなんかを好きだって言ってくれてありがとう。
キミからも同じ事言われちゃうなんて思わなかったなぁ。

うん、もう良いよ。
ねぇ、キスして♪