Locus ~stories ~

主にありふれたシチュエーションをモノローグみたいな感じの書いてるポエムです。

板挟み。

あのね、アンタって好きなタイプの娘とかってあるの?

いやぁ、実はさぁ、あたしにアンタの事を紹介してって物好きな娘がいてさぁ。

うん、マジな話。
それでアンタが好きなタイプの娘とか、好きな娘が居たりするのが聞いてんの。

へぇ、何であたしにどう思ったりしてるのって聞いたりするの?

その娘って別にどこか悪い娘って感じはしないし、アンタには勿体ないってぐらいに器量も良い娘だと思うけど、どうかな?

そんなじゃ無くて、あたしがアンタの事をどう思ってるのかって?
あの、それってどういう意味?

えっ!!
あたしの事が好きなの?
ゴメン、あたし全然気付かなかった。

ズルい、そんなの言われちゃったら意識しちゃうじゃない。
その、キライだったら友達にはなってないよ。
でも、ホントにアンタの事をそういう風には思ったりしてなかったから。

あの、あたし、心の整理が付かないからまだしばらくは友達として猶予くれないかな?

一先ず、あの娘にはアンタには好きな娘が居るようだからって伝えとくよ。