あの、あたし…。

ご、ごめんなさい。
呼び出したりなんかして。

あ、あの、あたし、キミの事が好きなんです。
も、もし良かったら付き合ってくれませんか？

やっぱりあたしなんかじゃ、ダメですよね。
いいです。
始めっから分かりきってた結果ですから、気にしないで下さい。

謝ってくれなくていいです。
その、あたしの一人相撲だったんですから、始めっから。

ちゃんと聞いてくれてありがとうございました。
それじゃ、あたしはここで去ります。

あの、どうしたんですか？
笑いこんでますけど。
流石に笑いこまれると、あたしも傷つきますよ。

えっと、もう一回言ってくれませんか？
聞き間違いだったらいけないので。

あたし、ひょっとしてやっちゃいました？

えっと、ありがとうございます。
で、その、あたし、この後どうすれば良いですか？

その、ダメ元だったので何も考えてなかったので。

だったら、とりあえず手でも繋いでくれませんか？

あたし、今は頭がいっぱいいっぱいなんので。